FC2ブログ

admin | write | edit | image | analysis

RUTOAのできかた⑧

勤めていたお店を退店し、本格的にOPENの準備。
といっても一週間も猶予はなかったですが。

いろんなところにいろんなものを買いにいきましたが、
実際に営業してみて初めて必要だと気がつくものもあります。

長い構想の末のこぎつけたOPENであり、
かなり前から準備していたはずだったのですが、
やはりOPENが近づくにつれてすること多しになっていきました。


ですがなんとかOPENに必要なものは揃え、
いよい明日OPENの日。

前夜祭じゃないですが、お酒を買って前祝い。
独立・開業を肴に酒を飲めるのはコレっきりだと思い、
いままで買ったことのない上等な日本酒をチョイス。


ちびちびと飲みながら、
だんだんと気分がよくなりながら。

ひとりで志を誓ったり、RUTOAの発展を描いたり。

来年、再来年と、この節目には、もっと多くの仲間と
もっと上等な酒を交わせればいいなあなんて夢みながら。

これからは、自らで舵をとり、帆を張り、ときには自力で水をかき、
前に進んでいくことを思い、改めて自分を引き締めなおして。
でも顔はきっと緩みっぱなしで。


はらをくくって覚悟を決めたというには全然危機感は足りず、
でもひとつの目標に到達できて浮かれているというには
まだまだ未熟でするべきことはあまりにも多く。


美容師になると志を決めたときから描いていた「独立」という想い。
その目標にはたどり着いたけれど、それはあくまで
やっとスタートラインに立てたにすぎなくて。


学生のときに、ある先生が
「目標を実現させられる人は、見据える目標から現時点の
 自分の位置を逆算することができる」
とおっしゃいました。

理想と現実を比較して、なにが足りていて、なにが足りなくて、
その足りないものを補う為に何が必要なのか。
目標をやりたいこと(WANT)とすると、それに対しての
今自分がやれること(CAN)とやるべきこと(MAST)を確認する。

その理想と現実との差を認識して、初めて生じる時間軸。
そしてその差と時間軸を細分化していく。

ひとつひとつ差を詰めていけばいつかは到達することができるはず。


そんな想いで美容師人生をスタートさせ、なんとかRUTOAができました。
これからも変わらず抱き続けていきたいと思います。



あまたある美容室のなかで、あなたにとってRUTOAが唯一であるために。
 

RUTOAのできかた⑦

ハコが完成して今度はRUTOAに置く小物たち。
電卓、トレーなどのステーショナリーや
食器やカトラリー、電話や時計、フロントのライトなど
お客様が直接触れるもの目にするものも
かなり吟味しました。

店内什器と選ぶ基準は一緒です。
それだけでなく既製品は、そのものが寿命を
むかえたときにまた同じものを使いたいと
思えるものかどうか。
そんなことも頭をよぎります。

一過性のものではなく、使うほどに愛着がわくようなものを。

グラスひとつとっても、かなり選びました。
あくまで僕基準ですが、そうやって選んでそろえたものは
どれも贈り物として差し上げたいと思えるものばかりです。


そしてそのほとんどが日本の良品です。
ジャパンメイド。
作り手が誇りと伝統を失っていないものであれば、
やはり日本のものはすばらしいものばかりなのです。

つづく
 

RUTOAのできかた⑥

そしていよいよ物件の引渡しと什器の搬入。
勤めている中での限られた日にちのなかでも
スケジュールなので、休みの日の予定はいつも
朝から晩までびっちりでした。


その日は朝からお店に行き、まずは物件の引渡し。
まだなかになにもないそのハコは驚くほど
すっからかんで、でもイメージと仕上がりのギャップは
ほとんどなく、少なからず抱いていた不安は
あっという間にどこえやらで。
若干の修正箇所はあったものの、思っていたよりも
ずっとスムーズに進みました。

そしてその後にオーダーした什器の搬入と設置。
こちらもやはり不安でしたが、想像以上の仕上がりで。
ただ、ミラーのサイズだけ当初の寸法と食い違いがありましたが
円滑に対応していただき、数日後に予定していた
店内撮影にも間に合って。


そしてできあがったRUTOAをカメラマンが撮影。
HPやリーフレットなどで使用するものです。

アングル、構図は基本おまかせ。
自分ができること、したいことは徹底的に
こだわりたい性分なのですが、
できないことや、任せた方がいいことは
イメージだけ伝えてあとはお任せ。

RUTOAのBGMもそうです。
音楽には無頓着なので、それを仕事にしている
知識とセンスのある知人にチョイスしてもらいました。


そうしてRUTOAは多くの人のお力添えのおかげで
すこしずつ出来上がってきました。

つづく
 

RUTOAのできかた⑤

そして内装、オーダー什器ともに図面が出来上がり、
いよいよ内装の着工と什器の製作。

あとはでできあがりを待つのみ。

内装とオーダーの打ち合わせがひと段落つくと、
施術で使用する薬剤などの調達。
もともとメボシはつけていたので、ひとつひとつ
メーカーに問い合わせをして、資料やサンプルを
取り寄せて。
使用感などを確かめた後に、最終決定。

そしてもちろん裏方的なことも。
保健所に立ち入り審査の要請、結核の検査、
会計事務所で面会、電話線の引き込みなどなど。

目に見えてかたちになるものよりも
むしろこっちの方が大変で。
どこに問い合わせをすればいいのか分からないものもあったし
申請をしなければいけないことすら知らないものもありました。


万全を期して準備していたつもりでも、
かならずよきせぬ事態はつきものなのですね。

つづく
 

RUTOAのできかた④

ハコが決まると、オーダーする什器や
店内のレイアウトがより具体的になっていきます。

店内のイスや鏡、待合やフロントカウンターに
いたるまで、什器のほとんどをオーダーメイドで作りました。
(シャンプーユニットとワゴンは違いますが)
内外装のデザイン、レイアウトもすべて自身でデザイン。

雑誌のスクラップ写真や手書きのデザイン案をもちより
イメージを伝え、ひとつひとつかたちにしていきます。

もともとそういったインテリアが好きなのですが
すべて自分でイメージし、それを具現化していく作業は
決してゆるくないものでした。

見た目のデザインはもちろん、使い勝手や導線も考慮した
細かな寸法や店内全体のイメージと規格の統一。

あくまでシンプルに。
でもしっかりと存在感を。
主張しすぎず調和するデザイン。
そして時とともに深みを増すようなものを。

RUTOAが目指すヘアスタイルに通じるものを
こしらえたかったのです。

工房、デザイン事務所ともに何度も足を運び、
電話などでも打ち合わせをし。

内装とひとくちにいっても壁、天井、床などの目に見える
部分だけでなく、水道、電気、灯油などの配線、配管など
設備的な部分もあります。

新築の建物なので、なにもないスケルトンの状態です。
導線を考慮したレイアウトを考え、センチ単位で位置を
伝えます。

ライトひとつとってもどんなデザインのどんな電球の照明を
どの位置にどの角度でつけるのか。

もちろん内装だけでなく外の看板やライトも。
内装、什器ともに何度も打ち合わせをして、イメージと、図面と、
そして仕上がりに差がないように煮詰めていきました。

つづく
 

≫ 続きを読む

RUTOAのできかた③

日々をブログにつづりながら、
名刺、メンバーズカード、リーフレットなどの
デザイン案をおこし、と同時に仮HPの作成。

場所も決まっていないし、もちろん載せる写真も
ないのですが、発信したい情報があったので
まずは仮HPをアップ。

そしてまだ見ぬRUTOAの内装を考えて。
いろんな雑誌から情報を集め、漠然と描いている
ハコをより具体的に。
気になる写真はスクラップにしていざ打ち合わせの時に
イメージを伝えやすいように。

物件も早々と探して。と思ったのですが、
さすがに物件はまだ早すぎると言われ断念。
自分としては早く場所が決まっていると安心できるし
準備も進めやすいのですが、いい物件があったからといって
ずっとおさえておくことはできないので。

勤めながら物件を探し、縁があって、
この南円山の地にお店をかまえることになりました。

半年くらい前から物件をまわり、
自分の足でもくまなく探して結局今の場所になりました。

場所が決まったのはOPENの3ヶ月くらい前。
新築で建った建物の1Fにテナントとして入ることになりました。

最初は円山界隈だけでなく、創成川イーストといわれる
2条市場の地域や、桑園の方も視野にいれていました。
どこも歩いて周り、その土地を感じたのですが、
やはり円山がいいなあと思い。
終盤は円山地区に集中して探していました。


休みの日は毎日めぼしい地域をまわり、空き物件をさがしながら
それと同時に不動産屋さんでリサーチし。


そうして出会ったまっさらなハコ。
無垢で無骨な何もない空間をRUTOAに
していく作業のはじまりです。

つづく
 

RUTOAのできかた②

おおよそのOPENの時期を定めて、
今度はBLOGを書こうと決めました。

OPEN前に伝えたいこと、思うことなどをつづり、
とりあえず毎日更新していこうと。

最初は高く掲げたたいそうな志でも、
日々という時間のなかで風化してしまいかねません。
そうならないように、毎日自身を管理する意味も含めて。

約1年、毎日更新しましたが、その甲斐あって
ブログを書くことが習慣化し、いまでもこうして
頻繁に更新できています。


屋号が決定し、どうせならと
早々とHPのドメインも取得しました。
一番最初にしたお店の買い物でした。

いまでもそうですがパソコンは初心者に
毛が生えたくらいしか使いこなせません。
それまでもほとんどインターネットでしか
使用していませんでした。


BLOGもHPも、それぞれ作ってくれた知人がていんねいに、
赤子に言葉を教えるくらいていねいにエスコートして
くれたので、ドメイン取得からメールなどの各種設定が
スムーズに事運びました。


ネット上に、一足先にルトア旗揚げです。


HPにしろBLOGにしろ、いろいろな人に
お世話になりっぱなしなわけです。


つづく
 

RUTOAのできかた①

まず最初に決めたのは屋号。

美容師になると決めた時から自分でお店を持ちたい
という想いはあったので、常々店名やお店のイメージは
考えていました。

いろんなことにアンテナをはり言葉を集めたり、
言葉の意味を調べたり、他国の言葉に訳したり・・・。

漠然とした想いをかたちにしていくために、
より具体化していくための収集活動。


屋号をルトアに決定したのはOPENの1年くらい前でしょうか。
候補としてはみっつめでした。

学生の時にまずひとつめの候補があって、
でもそれは既存の言葉なので、ひねりがないなと思いながら
いろいろ考えていて、そしてずっとふたつめの候補の
名前で考えていました。
既存の言葉ではなく造語で考えていて、ずっとその名前に
しようと思っていたのですが、いざ独立の時期をより明確に
考え、現実味を帯びた時に再考して、なんだかルトアの
方がしっくりきて。

ロゴで使用しているマークは、ふたつめの候補の名前も
頭文字がルトアと同じ「R」だったので、ずっと考えていたものと
変更なくそのまま使用しました。

頭文字の「R」とハサミの半身を融合させたトリックアート。
ロゴとはいわゆる家紋なので、あくまでに日本的に
ハンコを母体としたデザインイメージに。


屋号をRUTOAに決定して
親から継いだ苗字のほかに、
もうひとつ、背負う名が増えました。


つづく